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外壁塗装・屋根塗装お役立ちコラム
屋根のリフォーム|屋根葺き替えで考えられるメリットとデメリット
2024年04月17日(水)
静岡市、島田市の皆様こんにちは。
外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理の専門店、
株式会社あおば工房、プロタイムズ静岡葵店・プロタイムズ島田店
代表取締役の後藤です。
屋根のリフォームには「葺き替え」という方法があります。しかし、定期メンテナンスこそすれど、実際に葺き替えをしたことがあるというオーナー様は非常に少なく、本当に工事をした時にどれだけの費用が発生するかについてはあまり知らない方がほとんどなことも事実です。
また、葺き替えをしたらどんな変化があるのかという点についても見えてこないので、コストの安いカバー工法で対処してしまうというケースが多くなってしまうのです。
結論から言うと、屋根の葺き替え工事は費用がかかるものの、長期的に見るとカバー工法や塗り替えよりも多くのメリットを享受できる「高コスパリフォーム」なのです。
今回のお役立ちコラムでは「屋根葺き替えで発生するメリットとデメリット」についてくわしくお話ししていきたいと思います!
屋根葺き替えとは
屋根材が傷みだし、定期的に補修を繰り返すだけでは不足だと判断した時には「葺き替え」という工事を行います。屋根材を全て入れ替えるといえば簡単に聞こえますが、実際には非常に多くの手間が必要であり、同時に多額の費用も必要です。
屋根の葺き替えが必要になるタイミングと、他にどのような方法での屋根工事が選べるのかを考えてみましょう。
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どんな時に葺き替えをする?
屋根の葺き替えを検討するのは、おもに「屋根の補修では対応しきれなくなった場合」です。部分補修を繰り返すことで屋根の機能を維持することはできますが、補修頻度が短くなるということは「屋根全体が耐用年数を迎えた」と考えることができます。
そうなると、細かく何度も補修を繰り返すより、いっぺんに全面をリフレッシュした方が効率的だということになります。
仮設足場の設置費用を考える
屋根の補修といえど「高所作業」なので、費用的には足場代などの工事に必要不可欠な費用が付加されているため、決して安い工事にはなりません。
一昔前であれば、多少の補修はハシゴをかけて屋根に登って終わらせていました。ですが、度重なる落下事故が相次ぐようになり、一定の高さでの作業には仮設足場の設置が義務付けられ、さらには足場に関しても簡易的なものはNGというルールも追加されました。
現在の法律では「高さ2m以上の位置での作業には足場の設置が義務」になっています。
そのため、瓦1枚を差し替えて終わりという簡易工事はほとんど行われなくなっているのです。足場をかけて屋根に登らなければならないので、他にも補修が必要だったり、合わせて解決できる問題があるのであれば、まとめて対処した方が足場費用の節約になるというわけです。
補助金制度の活用ができるタイミング
他にも、屋根葺き替え工事を行う理由はあります。それは「補助金制度の活用ができるタイミング」です。屋根の葺き替えには非常に高額な費用が発生します。そのため、全てを自己資金で負担しようと思うと、かなりの痛手になるでしょう。
リノベーションを対象とした補助金制度がスタートすれば、一気に屋根の葺き替えがしやすくなるというわけです。
ちなみに、リフォームは老朽化した部分を回復させるための改修工事で、リノベーションは設備改修によって現状よりも高性能な状態にすることを言います。
例えば、粘土瓦だった屋根を全面ガルバリウム鋼板に葺き替えれば、屋根の軽量化にもなり、断熱性もアップするというような高性能化が図れます。これがリノベーションです。
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葺き替えの他に選べる屋根工事方法は?
葺き替え以外の屋根のリフォーム方法は「カバー工法」しかありません。屋根塗装もメンテナンス方法としては存在しますが、葺き替えが必要な状態の屋根材を原状回復させるほどの効果は期待できません。
カバー工法を使用する場合、圧倒的に工事コストが安く済みます。既存屋根材を撤去する必要がなく、廃棄物の発生もほとんどないため、コストがかかる部分が少ないのです。
ただし、カバー工法で直した屋根は「従来の屋根よりも重くなる」ため、地震の際に揺れが強くなってしまったり、構造躯体に余計なストレスがかかるといった面を併せ持っていることを覚えておきましょう。
カバー工法を用いるメリットは、工事期間が短いことです。使用する屋根材の準備や足場設置が完了していれば、工事自体はその日のうちに終わることも少なくありません。既存屋根を剥がさないので、建物の中に被害が及ぶこともなく、工事期間の移住も必要ないのです。
反対に、カバー工法のデメリットは「1度しか工事できない」というところにあります。次にリフォームが必要になった時には、サイドカバー工法を用いるということはできません。その時は、建て替えや葺き替えしか方法がなくなってしまうのです。
屋根葺き替えのメリット
屋根葺き替えをするメリットについて考えていきましょう。カバー工法で対処するのではなく、葺き替えを選ぶメリットがあるからこそ、この方法を選ぶのです。
屋根からのトラブルを根治解決できる
屋根を葺き替えた場合、屋根から発生しているトラブルの全てを解決することができます。その代表例が「雨漏り」です。そして、多くの屋根由来のトラブルは雨漏りを経由して発生しています。
屋根材を撤去した時点で、ルーフィングシートの劣化も確認できるため、同時に全面張り替えをすることで防水をやり直せるのです。また、野地板が腐っていたり、固定釘が錆びているような場合は、この時に打ち替えがききます。
時には屋根裏にまでトラブルが及んでいる場合がありますが、これさえも「屋根を作り直す」という屋根工事なので対処できてしまうのです。
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劣化を改修できる
屋根材が劣化しているものから新しいものに交換するため、屋根材の劣化を解消できるのはもちろんですが、ここでいう劣化は「構造躯体」の話です。
梁が雨漏りによって朽ちていたり、柱にカビが発生しているような場合、一般的には対処使用がありません。しかし、屋根を葺き替える時であれば、ある程度改修することができるのです。
工事期間を長く取れるようであれば、全面改修も可能でしょう。これは天気との勝負になるため、比較的安定した気候の時期に限られます。
ただし、屋根がない時間が続くため、工事期間中は別宅での生活を強いられることとなるでしょう。
最新の屋根に切り替えられる
旧式の屋根では、性能的に不足している部分が非常に多く、快適性を期待することは難しいです。しかし、屋根葺き替えによって最新の屋根に切り替えられた場合、これまでとは違う快適性が手に入ります。
例えば、以下のような変化を感じられるでしょう。
・防音性能が上がる
・遮熱性が上がる
・耐震性が高まる
最新の屋根に備わっている機能を手に入れることができるのです。
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屋根葺き替えのデメリット
一方、屋根を葺き替えることで発生するデメリットについても理解しておかなければなりません。これは、いざ屋根を葺き替えるとなった際に「これまでの生活から変化が必要」な部分が出てくるからなのです。
葺き替え後の生活は快適性が上がりますが、問題は「屋根工事中」の話なのです。
コストがかかる
屋根葺き替えは、この工事方法を選んだ時点で一番コストがかかるということを覚えておきましょう。塗り替えやカバー工法と比較にはならない工事費用が発生します。ただし、費用対効果は当然高くなります。
屋根を葺き替える際、既存の屋根材を下さなければなりません。その後、修繕補修が入り、準備を整えた後にようやく新しい屋根材の設置が始まります。ここまでに多くの時間が必要であり、短期間で終わらせようと思うと人手が必要になります。
工期が長引いても、人手が増えても、どちらもコストにつながってしまうのです。
廃棄物が出る
撤去した屋根材は、確実な廃棄物になります。また、修繕補修時に発生した既存建築材も廃棄物として数えられます。アスベスト含有の建築材もあるでしょう。
これらに対する廃棄物処理費用も、屋根葺き替えだからこそ発生するデメリットです。古くなって葺き替えをする都合上、使い回すことはできません。
工事期間が長い
屋根に蓋をするのではなく、屋根を作り直す工事です。また、補修すべき場所は直しながら、しっかりと準備をした上で作業を進めるため、工事期間が長くなってしまいます。この工事期間、屋根がなくなることで建物として機能しなくなるため、一時別宅での生活が必要になってしまうのが大きなデメリットです。
賃貸やホテル、別邸があればそちらでの生活を強いられるため、工事期間中は不便が生じるでしょう。
屋根の劣化でお悩みならばあおば工房へご相談ください!
屋根葺き替えは、建物をリフレッシュするには最高の工事方法ですが、工事期間中には不便を感じる可能性も大きな屋根工事です。しかし、長く住み継いでいくような予定がある場合は、安易にカバー工法で対処するのではなく、屋根葺き替えで構造躯体から見直す機会を作るのも良い方法だと言えるでしょう。
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