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「溶剤系塗料」「水性塗料」の特徴と選び方

プロタイムズ静岡葵店 株式会社あおば工房の服部です。

今回は、「弱溶剤塗料」「水性塗料」の特徴と選び方についてご紹介いたします。

 

塗料は、希釈液の違いによって大きく「溶剤系塗料」と「水性塗料」に分けることができます。また、溶剤形塗料には、シンナーの強さによって、「弱溶剤塗料」「強溶剤塗料」の2種類があります。

 

■希釈液の違いによる塗料の種類

・弱溶剤塗料:塗料用シンナー(弱いシンナー)を使用

・強用材塗料:より強いシンナーを使用

・水性塗料;水を使用

 

※塗料は、塗膜になる成分(樹脂・顔料・添加剤)と塗膜にならない成分(揮発分)によって構成されています。この塗膜にならない成分が希釈液(溶媒)です。

※弱溶剤塗料は強溶剤塗料と比べてやや機能性は落ちますが、臭いも少なく安全性も高い優れた塗料です。ターペン可溶塗料、NAD型塗料、非水エマルション塗料、と呼ばれることもあります。

 

■溶剤系塗料の希釈には専用シンナーを使用する

ほとんどの塗料には、その塗料に合った専用シンナーが用意されています。

 

使用する塗料に適さないシンナーを混ぜると、分離や濁りが発生し、塗装時や塗膜に不具合が出る恐れ、塗装不良、また本来の塗膜性能を得られない可能性が生じます。

 

塗装の品質を確保し、塗料の性能を発揮するためには、専用シンナーを使用する必要があります。

 

■シンナーの種類

※「シンナー」の成分は、メーカー・製品により配合が異なり、専用シンナーはその塗料の性質に合わせた設計がされています。

※塗料との相性や溶解力が適切でないシンナーを使用した場合、分離や凝集などの不具合が生じる可能性があります。

 

■戸建塗装の主流は水性塗料

臭いの心配がなく安全性も高いため、最近の戸建塗装では主流になっています。

溶剤系塗料と比べ、耐久性や機能性がやや劣るとされていましたが、技術開発が進んだことにより、弱溶剤塗料と同等の耐久性、機能性をもつ製品が多数出ています。

 

■適した塗料の選び方

塗装の際は、希釈液の違いによる上記3種類の塗料の特徴を考慮した上で、適切に使い分ける必要があります。

 

<「弱溶剤塗料」を選ぶ>

水性塗料よりも強い塗膜を作ることができます。強溶剤に比べ、安全性が高く臭いが弱いため、戸建住宅の場合でも安心して使用することができます。

 

以下のような場合は、弱溶剤塗料の使用が適しています。

・ 直射日光により劣化しやすい屋根の耐久性を考慮して屋根のみに使用

・海沿いで塩害の心配がある地域に建物がある

・臭いよりも耐久性・機能性を重視したい

・鉄やアルミなどの金属素材、樹脂系の素材

※金属などのように表面がつるつるしている場合、水性塗料はうまく密着せず、剥がれやすいため、密着性の高い弱溶剤塗料が適しています。

※金属等に使える水性塗料もあります

 

<「水性塗料」を選ぶ>

住宅塗装は弱溶剤塗料が中心でしたが、世界的に水性塗料の使用が推奨されるようになった結果、技術開発が進み品質の向上が実現しました。現在では弱溶剤塗料と同等の耐久性・機能性をもつ水性塗料が多く開発されています。

 

以下のような場合は、水性塗料の使用が適しています。

・臭いが気になる

・環境への配慮を重視したい

※化学物質がゼロではありませんが安全性が高く、臭いが非常に弱い塗料です。

 

・住宅の軒天、ブロック塀、門など

※熱や湿気を逃がす透湿性(通気性)が必要な場所は水性塗料が適しています。

溶剤系塗料が形成する強靭な塗膜は、内側の湿気を通しにくく、膨れや剥がれの原因となります。

 

<「強溶剤塗料」を選ぶ>

非常に優れた耐久性をもつ塗料です。専用の強いシンナーの取り扱いには厳密な注意が必要となるため、戸建住宅の塗装に使用されることはほとんどありません。

 

以下のような場合は、強溶剤塗料の使用が適しています。

・高層ビルやタワーなどのこまめに塗り替えできない大型建築

・錆びやすい橋などの耐久性が必要な場所

 

※溶解力が非常に強いため、塗布した際に以前の塗膜を溶かしてしまう可能性があります。

弱溶剤や水性塗料が施工されている箇所に強溶剤塗料を塗る場合は、テスト施工や適切な下塗り材を選んで施工する必要があります。

 

<樹脂の違いによる塗料のグレードを選ぶ>

塗料は「樹脂」の違いによって耐久性と費用が変わります。

必要と思われる耐用年数と予算を考慮した上で、塗料のグレード(樹脂)を検討しましょう。

樹脂の違いによる塗料の主な種類は5種類あり、その種類と耐久性は下記の通りです。

※「無機塗料」:シリコンやフッ素などの樹脂塗料(有機物)に無機成分を配合したものを差します。

※無機塗料は耐久性が高く、各メーカーで最高グレードとして扱われています。

 

<1液型か2液型かを選ぶ>

弱溶剤塗料には「1液型」と「2液型」があります。

外壁、屋根塗装においては、耐久性のある「2液型」の塗料を選ぶのが賢明といえます。

 

1液型:塗料缶は主缶の1缶のみ 水やシンナーで希釈してから使用します。

扱いが簡単で、DIY向けの塗料です。

使用後に塗料缶のフタを閉めていれば乾燥しません。

2液型塗料に比べて耐久性が劣る傾向にあります。

2液型:塗料缶が2缶必要です。主剤である1缶の液体に、硬化剤と呼ばれる液体を混ぜ

合わせて使用します。

1液型よりも手間がかかり、費用もかかりますが、強い塗膜を形成します。

硬化剤の量が多いと、塗装後に表面がベタベタした状態が続く「タッグ」と呼ばれる現象起こります。(物が当たると塗料が転写してしまいます)

量が少ない場合は硬化不良となります。

規定の量を守って正しく施工することが大切です。

 

 

 

塗料の種類や性能については下記のブログもご覧ください。

2022年5月30日 高耐久・高機能な「特殊塗料」 高価格でも生涯のコストを抑えることになる?

https://protimes-aoi.com/blog/paint/20520/

2022年5月1日 「外壁塗料 人気No.1 シリコン塗料のメリット・デメリット

https://protimes-aoi.com/blog/paint/20441/

2022年4月18日 「遮熱塗料」を施工すると・・・冬は寒くなる?

https://protimes-aoi.com/blog/paint/20372/

2022年3月17日 無機塗料の特徴について

https://protimes-aoi.com/blog/paint/20241/

2022年2月20日 艶調整塗料の耐候性の評価方法

https://protimes-aoi.com/blog/paint/20078/

2022年2月17日 「長期にわたって美観を保つ」ことに期待が持てる「低汚染塗料」のメリット

https://protimes-aoi.com/blog/paint/19996/

2022年2月7日水性塗料の現場に起こる「膨れ」 ~その原因と対処法~

https://protimes-aoi.com/blog/maintenance/19877/

2022年1月30日「低汚染塗料」で塗っても発生する 雨筋汚染

https://protimes-aoi.com/blog/maintenance/19713/

 

 

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