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外壁塗装・屋根塗装お役立ちコラム
DIY で家を塗り替える手順
2019年12月10日(火)
DIY で家の塗り替えをしたい
“DIY”が好きという方や、費用が抑えられるため自分で壁の塗り替えをしたいという方がいらっしゃると思います。
しかし、自分で壁の塗り替えをするためには、どういうながれで作業を進めればいいのかわからないと思います。
そこで今回は、外壁をDIYで塗装する際のながれをご紹介いたします。
DIYで家を塗り替えるながれ
DIYで家を塗る際の大まかな流れです。
- 外壁の劣化状況の確認
- 使用資材の準備
- 足場の組み立て
- 洗浄
- 養生
- 下地補修
- 塗装(下塗り、中塗り、上塗り)
外壁の劣化状況の確認
外壁の塗り替えをする前に、劣化状況に応じて補修が必要なため、まずは劣化状況の確認をします。
外壁の劣化の主な要因としては、紫外線や熱、雨風などの外的要因があげられます。
外壁に起きる主な劣化症状は、下記のとおりです。
- クラック(ひび割れ)
- 地震の揺れや振動が原因で発生。
(コーキングなどの補修材で止水処理。)
- 地震の揺れや振動が原因で発生。
- カビ、コケ、藻
- 塗膜の防水機能劣化や、カビ、コケの胞子が付着して発生。
(洗剤とスポンジ、ブラシで洗浄。)
- 塗膜の防水機能劣化や、カビ、コケの胞子が付着して発生。
- 剥がれ、膨れ
- 漏水、塗料の密着不良、下地処理の不備で発生。
(洗浄後に塗装でメンテナンス。)
- 漏水、塗料の密着不良、下地処理の不備で発生。
- チョーキング、色褪せ、変色
- 紫外線による塗膜の経年劣化で発生。
(洗浄後に塗装でメンテナンス。)
- 紫外線による塗膜の経年劣化で発生。
外壁材の種類を確認する
外壁材の種類によっては使用できない塗料もあるため、外壁材が何かしっかり確認をしましょう。
足場の組み立て
外壁の塗り替えなど、高所作業での安全性を確保するために「足場」を設置しましょう。
専門の塗装店では、塗装作業を行う職人の安全を確保するために設置が義務付けられています。
※ 足場の設置は専門家にお任せしましょう
足場の資材は、ホームセンターなどで購入することができます。
足場の種類はいくつかありますが、安全性を考慮して簡易的なものではなく、くさび緊結式足場(ビケ足場)がおすすめです。
自分で設置することも可能ではありますが、設置時に外壁を傷つけてしまったり、組み立ててもグラグラしていて安全に作業ができない状態ですと本末転倒です。
また、足場の設置は危険も伴うため、足場屋さんなどの専門家に依頼することをおすすめします。
洗浄
洗浄のポイントは、汚れを綺麗に落としきることです。
汚れやカビ、コケ、藻が残っていると、綺麗に塗装してもすぐに剥がれてしまいます。
外壁の掃除方法については、過去のブログ「年末の大掃除 で外壁も綺麗にしませんか!」でご紹介していますのでご参考ください。
また、広い範囲やしつこい汚れの洗浄には”高圧洗浄機が”おすすめです。
過去のブログ「高圧洗浄機 で外壁を洗浄しよう」でご紹介をしていますので、こちらも併せてご参考ください。
養生
壁や地面などが塗料で汚れるのを防ぐために、ビニールやテープを使って養生をしましょう。
市販のガムテープや布などでも代用できますが、養生テープや、マスカーと呼ばれるマスキングテープと養生シート(ポリシート)を一体化させた専用の資材を使うと、簡単ですし後片付けも楽です。
養生テープやマスカーは、ホームセンターなどで購入することができます。
下地補修
外壁のクラック(ひび割れ)や目地などのコーキングに亀裂が入っている場合、そこから水が侵入して壁の劣化が進行しないように、しっかりと補修をすることが家を長持ちさせるポイントです。
ひび割れは市販のシーリング材で補修して、目地の亀裂が入ったコーキングは全て撤去してから、新しいコーキング材を充填しましょう。
塗装(下塗り)
塗料の下塗りは、中塗りとの密着性を高めるための工程です。
ペンキ剥がれや壁への吸い込みを防止するために、シーラー(接着塗料)で塗装します。
初めて塗装する壁の場合は、塗料を吸い込みすぎる場合があるので、フィラーと呼ばれる粘度が高い下塗り塗料を使用します。
※ 下塗り塗料は水性がおすすめ
水性の塗料は臭いが少なく身体への負担も少ないため、取り扱いがしやすくおすすめです。
また、基本はローラーを使用して塗りますが、ローラーでは入らない細かい部分は、先に刷毛で塗装することをおすすめします。
塗装(中塗り、上塗り)
中塗りは塗装に厚みを付けて塗膜を作り、外壁の耐久性を高めます。
塗り方は、下塗りと同じで問題ありません。
中塗りの作業が完了して塗料が乾いたら、同じように上塗りをして仕上げます。
【注意】塗料の説明書をきちんと読みましょう
仕上げの上塗りは、塗り残しやムラが出ないように丁寧に塗っていくことはもちろん、塗料の説明書に記載された塗り重ね乾燥時間や塗布量を守ることが大切です。
塗布量を守らなかったり、塗料が乾燥しなていない状態で塗ってしまうと、不具合の原因となる恐れがあります。
DIY の作業時間と費用について
DIYで家を塗り替えるながれについて説明してきましたが、この作業を週2日の休みに進めるとすると、約3ヶ月程の作業期間が必要になります。
雨など天候によっては、作業期間がどんどん伸びてしまうこともあります。
また、DIYで家を塗り替えるときに必要な費用ですが、大まかな目安として塗料などの道具や資材一式を揃えるのに20万円~40万円、足場設置の費用に10万円台後半、あわせて40万円~60万円程が必要になると言われています。
上記はあくまでも目安ですので、作業がうまくいかずさらに費用がかかってしまうケースもあるかと思います。
メリットとデメリットを考えて選択しましょう
DIYで家の塗り替えをする場合、費用はかなり抑えられますが、事前の準備や長期間の作業が必要になることはもちろん、失敗するリスクもあります。
塗装の専門家に依頼する場合、DIYに比べると費用は高くなりますが、作業はプロの職人が実施するため仕上がりは綺麗で工期も短く、保証などのアフターサービスがあれば万が一の時も安心です。
塗装の専門家に家の塗り替え依頼をしようとお考えでしたら、プロタイムズ静岡葵店までお気軽にご連絡ください!
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