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(屋根材)アスファルトシングルの特徴とメンテナンス

プロタイムズ静岡葵店 株式会社あおば工房の後藤です。

今回は、“(屋根材)アスファルトシングルの特徴とメンテナンス“についてご紹介いたします。

 

■アスファルトシングルは北米で開発され100年以上の屋根材

アスファルトシングルは、北米で開発されてから100年以上の歴史があり、北米の住宅においては定番の屋根材です。

日本では、2007年の建築基準法改正によって使用が認められ、それ以降戸建て住宅やマンションにも使用されるようになりました。

 

■アスファルトシングルとは

アスファルトシングルは、ガラス繊維を基盤にアスファルトを浸透させ、表面に着色された石粒を吹き付けてコーティングした屋根材です。

 

粘土を焼いて形成した瓦やセメントを圧縮したスレートと違い、アスファルトシングルは扱いやす屋根材といえます。アスファルトシングルは、シート状のため、曲げる、カッターで切るなどの加工がしやすく、複雑な形状の屋根にも施工することができます。

表面の砂粒はカラーバリエーションが豊富なため、洋風住宅、和風住宅のどちらにも合わせることが可能です。

 

■柔軟で加工しやすくアスファルトシングルはDIYでも注目

アスファルトシングルは現在、複雑な屋根形状の住宅やログハウスに使用されることが多く、その加工のしやすさから、DIYでも注目されています。

 

■アスファルトシングルの劣化症状

①剥がれ・浮き

釘と接着材(セメント)を併用して固定しているアスファルトシングルは、接着材不足や圧着不足によって剥がれが生じます。釘で固定されているため、滑落の恐れはほとんどありませんが、素材が柔らかいため、剥がれた状態で風に煽られ続けた場合、ちぎれてしまう可能性があります。

 

②剥がれ・脱落・飛散

ログハウスなどに多い急勾配の屋根の場合、緩い勾配の屋根より風の影響を強く受けます。特別に風に弱い屋根材というわけではありませんが、その使用環境は過酷な状態といえます。

台風などの強風の後は、何枚か屋根材が剥がれて飛散する可能性があります。

アスファルトシングルの下の防水紙が破れてしまうこともあります。アスファルトシングルに元から接着剤がついている製品の場合、剥がれると防水紙に影響を与えることも考えられます。

 

③表面の劣化

アスファルトシングルの表面には、天然砕石や彩色された石粒が貼り付けてあります。これらは、剥がれる事を前提に余分につけられているため、施工後1年間くらい落下がみられ、その後止まります。しかし、風雨や経年による劣化が進むと、石粒が層となって剥離しはじめ、下地のフェルト紙も露出した状態になります。

下地のフェルト紙が露出すると、そこを雨水が通過し、内部での漏水を引き起こします。

 

■塗装による保護

表面の石粒の剥離は屋根塗装によって保護することが可能です。

その場合、使用する塗料は水性のものに限られます。

※油性(溶剤系)塗料を使用するとアスファルトの成分が溶け出します。耐久性が著しく低下します。美観も損なわれます。

 

■屋根カバー工法によるリフォーム

屋根全体の傷みが激しい場合でも、下地が健全に保たれている場合は、葺き替えではなく、屋根カバー工法によるリフォームが可能です。これまでの屋根の上に新しい屋根を被せる屋根カバー工法は廃材がほぼ発生しませんので、廃材処理費もほぼ発生しません。

 

■石粒を吹き付けた金属屋根材によるリフォーム

金属屋根材には石粒を葺きつけた製品があります。表面の石粒に拘りのある方も、金属屋根にリフォームすることが可能です。

アスファルトシングルは軽量ですが、金属屋根材はさらに軽量な屋根材です。

耐震性・耐久性にも優れ、リフォーム後のメンテナンスも少なくてすみます。

 

■アスファルトシングルの屋根をリフォームする時の注意点

① アスファルトシングルの実績がなく、施工・補修できない業者がいる。

アスファルトシングルの日本国内の施工実績は少ないため、アスファルトシングルの施工経験がなく、知識や技術が十分でない業者も多く存在します。そのような業者に工事を依頼した場合、施工不良による雨漏りなど、トラブルが発生する可能性があります。

 

② カバー工法の際は金属屋根材を使用する

アスファルトシングルの屋根材の重さは、およそ9~13㎏/1㎡、スレート屋根材はおよそ18~21㎏/1㎡、金属屋根材の重さはおよそ5~6㎏/1㎡です。

屋根カバー工法によるリフォームの際は、軽量の金属屋根材を使用すると、建物への負荷を軽減することができます。

 

③ 石粒の剥離によって滑りやすい屋根表面に注意する

屋根表面に石粒があり多少ザラザラしています。しかし、その石粒は経年劣化によって剥がれ落ちていきます。また、屋根にのぼったことによって、足元の石粒が剥離し、落下する危険があります。DIYが得意な方も十分に注意し、基本的には屋根にのぼらないようにしてください。特に、屋根の点検やメンテナンスの時は、すでに劣化が進んでいる状態のため、専門業者に依頼することをおすすめします。

 

④苔やカビが見えにくい屋根表面に注意する

コケやカビの発生も屋根表面が滑りやすくなる原因として挙げられます。アスファルトシングルは表面に石粒があるため、見えにくい場所に苔やカビが繁殖している可能性があります。

 

屋根にのぼること、また屋根にのぼっての作業は大変危険です。

軽微な点検や補修の場合でも、専門業者に依頼するようにしましょう。

【参考】 2023年7月19日ブログ記事:屋根カバー工法のメリット・デメリット

屋根カバー工法のメリット・デメリット

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