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アパートの入居率にも影響が?ウレタンやFRPなど共用部分防水工事ガイド
2024年07月06日(土)
静岡市、島田市の皆様こんにちは。
外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理の専門店、
株式会社あおば工房、プロタイムズ静岡葵店・プロタイムズ島田店
代表取締役の後藤です。
アパートの共用部分をウレタンやFRPで防水工事をしないと、雨漏りの発生する可能性が高くなり、入居率にも影響します。
建物内部に侵入した雨水で、アパートの基礎や壁や柱などの構造躯体がダメージを受けます。柱が腐食すると住めないアパートになるでしょう。誰も雨漏りがするようなアパートに住みたいとは誰も思わないですし、雨漏りがするアパートという噂が立てば新しい入居者も激減するでしょう。
そこで今回のお役立ちコラムではアパートの入居率にも関係する、防水工事が重要な理由と具体的にどのように防水工事が行われるかについてお話しします。
アパートの共用部分で雨漏りが発生した際に想定できるトラブル
アパートの共用部分で雨漏りがあると、深刻なトラブルにつながります。アパートの共用部分である陸屋根やバルコニーに亀裂が入ったとします。防水機能がないと、雨が降れば雨水が亀裂から侵入するでしょう。台風の季節になれば大量の雨が降ります。結果、ひどい雨漏りが共用部分だけではなく居室にまで発生したら大問題です。以下はアパートで雨漏りが発生した際に想定できる、代表的なトラブルです。
居室内の雨漏り |
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カビの発生 |
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シロアリの発生 |
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耐震性の低下 |
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爆裂現象 |
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ショートによる火災 |
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資産価値の低下 |
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入居者のクレームと対応 |
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修繕費の増大 |
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これらのトラブルの中には人命を奪いかねないものもあります。お子さまがいらっしゃるご家庭では、シックハウス症候群に注意しなくてはなりません。
雨水で木材が濡れて腐れば、耐久性は一気に低下します。シロアリまでくればアパートを支える柱や梁や土台部分がボロボロになるでしょう。サビた鉄筋が周りのコンクリートやモルタルを押し出す爆裂現象も無視できません。単純に鉄筋むき出しの美観の問題では治まりません。
高所で発生すると、外壁がはがれて人に当たる危険性があります。また、雨漏りで家電製品や電気配線設備が濡れることでショートし、火災につながるリスクもあるのです。大切なアパートだけでなく、入居者の命を奪う大惨事になります。
このような危険だらけのアパートに住み続けたい方はいないでしょう。周りに雨漏りをしない同程度の賃料や設備の物件があるなら、入居者は引っ越しを考えます。入居率が低下すれば賃料を得られません。アパートを建てるために銀行から融資を受けているなら、返済ができない状況になります。
おおげさではなく雨漏りは多くのものを奪う大きなトラブルなのです。
アパートの共用部分の防水工事
アパートの共用部分の雨漏りは入居率にも大きく影響するトラブルです。解決には適切な防水工事が求められます。アパートの共用部分の防水工事にはいくつかの選択肢があります。
代表的なのは「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」の3つです。以下は各防水工事のメリットとデメリットです。
ウレタン防水 | 【メリット】
【デメリット】
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FRP防水 | 【メリット】
【デメリット】
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シート防水 | 【メリット】
【デメリット】
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これらのメリットやデメリットは、適切な防水工事を選ぶためのポイントになります。以下にメリットとデメリット以外の、知っておきたい防水工事の特徴についてお話します。
ウレタン防水
液体状のウレタン樹脂を塗装することで防水層を作ります。ウレタン樹脂とはポリウレタンのことです。陸屋根やベランダの防水工事にも適しています。密着工法と通気緩衝工法があります。
密着工法:ウレタン樹脂を直接下地に塗る方法です。塗ったウレタン樹脂の上にメッシュシートを設置して補強します。補強のためのメッシュシートは防水シートではなくあくまで補強材です。メッシュシートの上にまたウレタン樹脂を一定の厚さになるまで塗り重ねます。最後に仕上げとなるトップコートを塗ります。
通気緩衝工法:通気緩衝シートを下地に貼り付ける方法です。ウレタン樹脂は通気緩衝シートの上から塗ります。下地とウレタンの間に通気緩衝シートを入れることで湿気を逃し、水蒸気によるふくらみ防止が可能です。アパートやマンションの陸屋根のように面積が広く、平らな場所に適した防水工法です。
FRP防水
FRPとは繊維強化プラスチックのことです。液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合物を作ります。その混合物に、ガラス繊維のような補強材を加えています。耐摩耗性があり重みに強いです。そのため歩行者の多いベランダや廊下や通路の防水工事に向いています。
- シート防水:シートを下地に貼り付ける防水工事で、手間が少なく価格もリーズナブルです。塩化ビニールシートとゴムシートがあります。
- 塩化ビニールシート:塩化ビニール樹脂の防水シートを接着剤で貼る工事です。塩化ビニールシートはさまざまなデザインのものが販売されています。
- ゴムシート:合成ゴム系の防水シートを接着剤やテープで貼り付ける工事です。応急処置として部分的な補修にも向いています。
防水層だけではなく仕上げにトップコートが必要
各防水工事は仕上げにトップコートが必要です。トップコートとは防水層を保護する塗料のことです。
「防水層があるのにまだ他に必要なのか?費用がかかる」と感じる方もいるかもしれません。
トップコートの目的は防水層を保護するための施工工程です。トップコート自体には防水機能がありません。防水機能があるのは、ウレタンやFRPやシートなどで作った防水層です。しかし共用部分の廊下や陸屋根などは人も歩きます。太陽の紫外線や雨風などに毎日さらされているのです。
とくにウレタン防水は紫外線に強くありません。そのため防水層を守るためにトップコートという仕上げの塗料を塗ります。トップコートを塗ることで防水層を保護できるため長期間、防水機能を保てるのです。
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アパートの雨漏り問題は雨漏り診断士に相談を
雨漏り問題の専門家として雨漏り診断士がいます。NPO雨漏り診断士協会に、雨漏りの専門知識と技術があると認められた資格者です。雨漏りの原因を特定するのは目視では限界があります。アパートの屋根だけではなく、特定の部屋のベランダに問題があるかもしれません。
適切に原因を特定するには目視以外の方法も必要です。ドローンを飛ばして簡単に目視できない場所のチェックも求められます。屋根裏まで入っても、雨水の侵入場所の特定方法がわからないと意味がありません。雨漏り診断士は原因特定の方法を幅広く知っています。
アパートの雨漏り原因や適切な防水工事をしたい場合、雨漏り診断士の存在は心強いでしょう。
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アパートの雨漏り問題の解決はあおば工房にお任せください
静岡市の地域密着「プロタイムズ静岡葵店・プロタイムズ島田店/株式会社あおば工房」はアパートの雨漏り原因の特定と解決に対応できます。雨漏り診断士や一級塗装技能士や外装劣化診断士が在籍し、適切にアパートの共用部分の状態を診断できるからです。アパートの雨漏りは入居率を左右する大問題です。しかし雨漏り原因と適切な解決法を知らないと、すぐに雨漏りは再発します。
あおば工房は雨漏り診断士によるドローン調査や外装劣化診断士が屋根や外壁の状態を的確に診断し、適切な方法をご提案できます。あおば工房へのご相談は、問い合わせフォームや電話の他、ショールームでも承っていますのでお気軽にお問い合わせください。
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