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外壁塗装・屋根塗装お役立ちコラム
塗装のひび割れ、なぜ起きる?原因と予防策
2024年01月15日(月)
静岡市、島田市の皆様こんにちは。
外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理の専門店、
株式会社あおば工房、プロタイムズ静岡葵店・プロタイムズ島田店
営業・施工管理及び外装劣化診断士の服部です。
住まいの外壁塗装に突然見つかる小さなひび割れ。「ひび割れ」は見た目だけでなく、住まいの安全性にも関わる大きな問題であることをご存じですか?
では、なぜ外壁塗装のひび割れは起こるのでしょうか?ひび割れのおもな原因は以下の5つです。
- 経年劣化
- 施工不良
- 外部からの振動
- 地震
- 建物の構造・地盤の問題
本記事では、外壁塗装のひび割れにおけるおもな原因と、ひび割れを防ぐための予防策についてお話ししていきたいと思います。
このブログを読むことで、より長持ちする美しい外壁を維持するための知識が得られます。外壁塗装の維持と修復のポイントを学び、貴重な投資であるご自宅を守るための手助けとなるでしょう。
外壁塗装のひび割れ、どうして起きるの?
外壁塗装のひび割れは、さまざまな原因によって引き起こされます。この章では、外壁塗装のひび割れの主要な原因である、経年劣化と施工不良について詳しく解説します。
経年劣化は、塗装が時間の経過とともに自然と劣化することで起こるものです。一方、施工不良は、施工時の技術的な問題や材料の不適切な使用が原因です。
これらの原因を理解することで、塗装のひび割れを予防し、効果的な対策を講じることができるでしょう。
経年劣化の影響
経年劣化は、外壁塗装のひび割れを引き起こすもっとも多い原因です。時間が経つにつれて塗料は劣化して柔軟性を失い、外部からの圧力や環境変化に対して抵抗力が弱まり、ひび割れが生じてしまうのです。
予防策としては、耐久性の高い塗料の選択や定期的なメンテナンスが効果的でしょう。定期的なメンテナンスをすることによって、ひび割れの発生を遅らせ、外壁の寿命を延ばせます。
施工不良の具体的な原因とその影響
施工不良も塗装のひび割れを引き起こす重要な原因です。技術的なミスや材料の誤った使用が原因です。
たとえば、下地処理の不足や塗料の不適切な混合が挙げられます。塗装後、数か月から1年以内に発生する塗装のひび割れは、施工不良が原因の可能性があります。
いくつかの実例をご紹介しましょう。
施工不良による外壁のひび割れ例①乾燥不足で外壁にひび割れが発生した
外壁塗装のおもな工程は大きく5つに分けられます。
- 洗浄
- 下地調整(ケレン)
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
業者や現場によっては洗浄前に下地調整をしたり、上塗り後にマニキュアのトップコートのような特殊な塗料を塗布することもありますが、おおむね上記の5工程で塗装工事が行われます。
外壁塗装にひび割れが起こる原因として、下塗りや中塗り後の乾燥不足が挙げられます。下塗りや中塗りをした後には必ず「塗り重ね乾燥時間」(塗料を乾燥させるための時間)が必要です。必要な乾燥時間は、各塗料メーカーによって製品ごとに定められており、塗料の乾燥が適切に行われないと、ひび割れが生じてしまう可能性があるのです。
塗料の乾燥不足で塗膜や外壁にひび割れが発生するメカニズムは大きく分けて2つあります。
- 塗膜の収縮
- 塗膜の剥離
塗膜の収縮とは、塗料を塗った面が乾燥によって収縮(ちぢむ)する現象のことです。この収縮が外壁の動きや建物の歪みに対して十分に追いつかない場合、塗膜にひび割れが生じます。
塗膜の剥離とは塗装した塗料が塗った場所(塗面)から剥がれ落ちる現象のことです。塗膜が完全に乾燥する前に、外壁の動きや建物の歪みによって剥離が生じた場合、塗膜の下地が露出し、そこから水分が侵入してひび割れが発生します。
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施工不良による外壁のひび割れ例②不適切な塗料を使用
不適切な塗料を使用することで発生する外壁塗装のひび割れのメカニズムは、おもに次の2つです。
- 塗料と外壁の相性
- 塗料の性能
塗料と外壁の相性が悪い場合、塗膜が外壁に密着せず、剥離が生じます。剥離した塗膜の下地が露出し、そこから水分が侵入してひび割れが発生してしまうのです。
たとえば下地に弾性塗料を使用し、仕上げ塗装に硬質塗料を使用した場合は、下地の弾性による動きに仕上げの硬質塗料が追いつかず、塗膜にひび割れが生じることもあります。
塗料の性能が不足している場合、塗膜が外壁の動きや建物の歪みに追いつかず、ひび割れが発生します。
たとえば、耐候性や耐久性に劣る塗料を使用した場合、塗膜が紫外線や雨水などの影響で劣化し、ひび割れが発生しやすくなるでしょう。また、塗料の厚さが薄すぎる場合も、塗膜の強度が不足してひび割れが発生しやすくなります。
業者とのトラブル等が発生した場合は第三者機関に相談しましょう
施工不良の対応で塗装業者等とトラブルになった場合は第三者機関に相談しましょう。悪質な塗装業者の場合、詐欺事件の可能性もあるため、第三者機関に相談することが先決です。
外壁塗装に関するトラブル相談は下記の第三者機関がオススメです。連絡先のリンクを入れておきましたので、トラブルに発展しそうな場合は、早めに連絡して対応してください。
「住まいるダイヤル」
公共財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口
「消費生活センター」
消費生活全般に関する苦情や相談の窓口
「弁護士会での専門家相談」
最寄りの弁護士会で弁護士と建築士との対面相談を無料で利用することが可能です。
振動や地震の影響はどれくらい?
この章では、外壁塗装のひび割れにおける振動や地震の影響について解説します。車両や列車の通行による振動は、建物に微細な揺れを引き起こし、塗装にひび割れを生じさせることがあります。また、地震はその影響がより顕著で、塗装のひび割れや損傷を招く可能性が高くなるでしょう。
これらの環境要因による影響を理解し、適切な予防策を講じることが重要です。そのためには、耐震性や耐振動性に優れた塗料の選択や、建物の定期的な検査が効果的です。
車両や列車による振動の実際の影響
車両や列車による振動は、建物の外壁塗装にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
車両や列車の走行によって発生する振動は、建物の構造に微細な揺れを引き起こします。この揺れは、建物の周囲の地盤や、建物の構造材の質量によって大きく異なります。
たとえば、地盤が軟弱な場所では、振動の揺れが建物に伝わりやすくなるため、振動による塗装の損傷も大きくなるでしょう。また、建物の構造材が軽量な場合も、振動によって塗装が剥がれやすくなります。
車両や列車による振動による塗装の損傷を防ぐためには、以下の対策が有効です。
- 建物の構造を強化する
- 振動に強い塗料を使用する
建物の構造を強化することで、振動による揺れを抑えられます。具体的には、基礎や柱などの構造材の強度を高めることで、振動による影響を受けにくくなるでしょう。
振動に強い塗料を使用することで、塗膜の強度を高められます。具体的には、弾性や伸縮性に優れた塗料を使用することで、振動によるひび割れを防げるでしょう。
地震が外壁塗装に与えるストレスと対策
地震は外壁塗装に大きなストレスを与え、ひび割れや損傷の主要な原因となることがあります。
地震による強い揺れは、塗装の密着性を損ない、ひび割れを引き起こす可能性があります。具体的には、塗膜と下地の接着面が剥離したり、塗膜がひび割れたりすることも。
地震による塗装の損傷を防ぐためには、以下の対策が有効です。
- 耐震性の高い建築材料を使用する
- 定期的な建物の点検を行う
耐震性の高い建築材料を使用することで、地震による揺れを抑えられます。具体的には、鉄筋コンクリート構造や木造耐震構造などの建築材料を使用することで、地震による揺れの影響を受けにくくなるのです。
定期的な建物の点検を行うことで、地震による塗装の損傷を早期に発見してスピーディに修繕できます。具体的には、外壁のひび割れや塗膜の剥がれなどの異常を定期的にチェックすることで、塗装の損傷を防げるでしょう。
建物の構造問題がひび割れに与える影響は?
建物の構造問題は、外壁塗装のひび割れに大きな影響を与える重大なリスク要因です。この章では、基礎と構造の欠陥がもたらすリスクについてお話ししていきたいと思います。
基礎の不安定さや構造上の問題は、建物全体にストレスを与え、それが外壁塗装にひび割れとして表れることがあります。適切な対策を講じるためには、これらの問題を理解し、建物の点検と修復を定期的に行うことが重要です。
基礎と構造の欠陥がもたらすリスク
基礎と構造の欠陥は、建物の安定性を損ない、外壁塗装のひび割れを引き起こす原因となります。具体的には、以下のリスクが生じます。
- 建物の耐震性が低下する
- 建物の劣化が進む
- 住まいの安全性が損なわれる
基礎や構造の欠陥により、建物が揺れに弱くなり、地震や強風などの災害時に倒壊するリスクが高まります。建物全体に歪みが生じることでも外壁や屋根などの劣化が進みます。また、建物が傾いたり、歪んだりして、住まいの安全性が損なわれる可能性も高くなるでしょう。
建物の老朽化と塗装の関係性
建物の老朽化は、塗装のひび割れに直接的な影響を与えます。経年による建物の劣化は、外壁の強度を低下させ、塗装の密着性に影響を及ぼす要因となるのです。
具体的には、以下の2つの要因が考えられます。
- 外壁の強度が低下する
- 塗装の密着性が低下する
建物の経年劣化により、外壁の素材や構造が弱体化し、塗装のひび割れや剥離が発生しやすくなります。割れかけているお皿に塗料を塗った場合、お皿が割れてしまうことで塗料に亀裂が入り、塗装が剥げてしまいます。割れかけているお皿を建物に置き換えると、経年劣化がいかに塗装に影響を与えているか理解できるでしょう。
塗装の密着性が低下する要因は、建物が老朽化することによる汚れの自浄作用の低下と汚れの蓄積です。建物が老朽化すると、雨で外壁に付着した汚れが洗い流せなくなり、汚れがどんどん蓄積されていきます。その結果、汚れが塗料の耐久性に影響を与えて、塗装にひび割れが起こってしまうのです。
ひび割れの種類とは?
ひび割れは大きく2つに分けられます。1つは「表面的な細かいひび割れ」です。外観上の問題であるため、建物の構造には直接的な影響を与えません。もう1つは深刻な構造的なひび割れです。この深刻なひび割れは建物の安全性に関わる重大な問題を引き起こす可能性があります。
この章では、これらのひび割れを識別する方法と、それぞれに適した対処法についてお話しします。正しい知識を持つことで、ひび割れに効果的に対応し、建物を適切に維持できるようになるでしょう。
細かいヘアラインクラックの特徴
細かいヘアラインクラックは、外壁塗装においてよく見られるひび割れの一種です。この種類のひび割れは、その名の通り非常に細く、表面上の問題にとどまります。
通常、構造的な問題ではなく、外観の問題として扱われます。対策としては、これらのひび割れを適切に塗り直し、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。これにより、外壁の見た目を改善し、さらなる損傷を防げるでしょう。
深刻な構造的ひび割れの識別方法
深刻な構造的ひび割れは、建物の安全性に影響を与える可能性があるため、とくに注意が必要です。これらのひび割れは、通常、幅が広く、深いといった特徴を持ちます。
幅が広く、深いひび割れは構造的な問題が原因である可能性が高いため、速やかな対応が求められます。識別方法としては、ひび割れの幅や深さ、位置を詳細に観察し、専門家による診断を受けることが重要です。これにより、適切な修復方法を選定し、建物の安全性を確保できます。
外壁塗装のひび割れを未然に防ぐには?
ひび割れを未然に防ぐためには、適切な対策が必要です。この章では、そのための具体的な方法を解説します。
ひび割れを防ぐためには、定期的なメンテナンスと、適切な塗装材料および施工技術の選択が重要です。定期的なメンテナンスにより、小さな問題を早期に発見し、大きな損傷につながる前に対応できます。また、品質の高い塗料の使用と専門技術による施工は、ひび割れのリスクを軽減し、長持ちする塗装を実現します。
定期的なメンテナンスの効果と方法
定期的なメンテナンスは、建物の外壁塗装の健康を保つ上で重要です。
おもなメンテナンス方法としては「専門家による外壁劣化診断」が挙げられます。外装劣化診断士などの特殊な資格を持った専門家が適切な方法で、外壁の劣化状況を細かく診断してくれます。定期的にプロによる外装劣化診断をすることによって、大きな修理や全面的な再塗装の必要性を減らし、建物の寿命を延ばすことにつながるでしょう。
適切な塗装材料と施工技術の選択
適切な塗装材料と施工技術の選択は、ひび割れの予防に必要不可欠です。品質の高い塗料と専門的な施工技術を持っている塗装業者を選ぶことで、塗装の耐久性は大幅に向上するでしょう。
これにより、ひび割れや外壁の劣化を防ぎ、長期間にわたって建物の美観を保持できます。また、専門家による適切な施工は、塗装の均一性を保ち、潜在的な問題を未然に防ぐ効果も期待できるでしょう。
外壁塗装のひび割れ補修方法
この章では外壁塗装のひび割れの補修方法をご紹介します。この方法は基本的にDIYではなく、専門家が行う工法ですので、参考にして自分で修理しないようにしましょう。
フィラーすり込み
ひび割れの表面に、「微弾性フィラー」と呼ばれる材料をすり込み、その上から塗装を行う方法です。
Uカットシーリング処理
ひび割れ箇所をU字にカットし、そこに専用の「プライマー」(下塗り材)を塗布し、さらに「シーリング材」を充填します。その上に「樹脂モルタル」と呼ばれる材料等で、表面を平らにします。
その他のひび割れの補修方法
程度の軽いひび割れであれば、DIYも可能です。DIYで補修する場合は、専用の補修材を使用します。DIY向けの補修材には、下記のようなタイプがあります。
- スティック状のセメントをすり込むタイプ
- スプレー状のセメントを吹き付けるタイプ
- セメントを注入するタイプ
タイプや製品によって補修方法が異なります。各製品の説明書などで確認してください。
また、ホームセンターなどでDIY補修キットを購入する際は、実際の劣化度合と補修可能症状を見比べて購入を決めましょう。製品のガイドより症状が進行している場合はプロに頼む方が賢明です。
外壁塗装のひび割れならプロタイムズ静岡葵店・島田店/あおば工房へご相談ください!
外壁塗装のひび割れにお悩みならば、ぜひ当社プロタイムズ静岡葵店・島田店/株式会社あおば工房にご相談ください。当社には外装劣化診断のスペシャリストである外装劣化診断士資格を持つスタッフが在籍しているほか、国家資格である一級塗装技能士資格を持つスタッフも在籍しております。
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外壁のひび割れは放置すると、あとから修繕費用が高くつく劣化症状です。早めの診断、早めのメンテナンスをオススメします!
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