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外壁塗装・屋根塗装お役立ちコラム
特殊な下塗り材を必要とする「窯業系サイディング」
2022年02月14日(月)
プロタイムズ静岡葵店 あおば工房の後藤です。
現在70%以上の日本の住宅で採用されている窯業系サイディングは、色やデザインのバリエーションが豊富、耐火性に優れる、施工期間が短い、初期費用を抑えることができるなどメリットの多い素材です。
デメリットとしては、熱が蓄積しやすい、素材自体には防水機能がない、メンテナンスの頻度が高いことなどがあげられます。
多くの住宅に使われているこの外壁は、近年さらに開発が進められ、強い塗膜を形成するためにフッ素塗料や無機塗料、光触媒塗料などの特殊な塗料が使われていることも増えてきました。
しかし、このような特殊な塗膜の窯業系サイディングは、メンテナンスの際の下塗り材に十分な注意が必要になります。特殊な塗膜の窯業系サイディングに一般的な下塗り材で塗替え工事をした場合、塗料を十分に付着させることができず、数年、早ければ塗装直後に表面の塗膜が剥離起こります。
下塗り材の選び方は重要なポイントです。
その適切な下塗り材を選ぶために、まずは特殊な塗膜の窯業系サイディングかどうかを見分ける必要があるのですが、耐候性の高い特殊な塗膜を目視で見分けることは非常に困難とされています。
特に、直射日光の当たりにくい場所は劣化が少ないため、見過ごされてしまいます。ところが、そのような場所にも、近い将来に塗膜が剥離する可能性が潜んでいるといえるのです。
<窯業系サイディングの模型>
特殊な塗膜の窯業系サイディングの見分け方
■新築時の図面を確認する
図面に外壁材の情報が詳細に記入されていれば、こちらを確認することで把握することが可能です。
メーカーのホームページでその塗料について調べ、「30年耐久」「無機」「セラミック」「光」などの記載がある場合、特殊な下塗り材を選ぶ必要があると考えられます。
■ハウスメーカー、建材メーカーの名前、外壁材の製品名を確認する
メーカーのホームページの情報、築年数、劣化の状態などがから判断できる場合があります。
■パッチテスト
図面やメーカー名、製品名などがわからない場合、外壁材に下塗り材を「試し塗りする(パッチテスト)」という方法があります。下地(旧塗膜)と下塗り材の付着の状態を簡単に確認することができます。
屋根・外壁の塗り替えに関するお悩みなどあれば、お気軽にお問い合わせください。
静岡市の外壁・屋根塗装専門店 株式会社あおば工房
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