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外壁塗装・屋根塗装お役立ちコラム
屋根塗装の「剥れ」が発生する原因について
2022年05月08日(日)
プロタムズ静岡葵店 ㈱あおば工房の後藤です。
屋根塗装の剥がれを放置すると、「雨漏り」などのトラブルにつながる可能性があります。
今回は、屋根の塗装が剥がれる原因とその補修方法をご紹介いたします。
■塗装の剥がれが発生する屋根材
屋根塗装の剥れとは、表面の塗膜が剥がれている状態のことをいいます。したがって、塗装をしている屋根材に塗膜の剥がれが発生します。当然、粘土瓦など塗装の必要のない屋根材は、塗膜が剥がれる心配はありません。
下記の屋根材には塗膜の剥れが発生する可能性があります。
・スレート屋根
・アスファルトシングル
・モニエル瓦
・セメント瓦
・金属屋根(ガルバリウム鋼板)
・金属屋根(トタン)
■屋根塗装の剥がれが発生する原因
①経年劣化:塗装後、5年~10年以上経過している場合は経年劣化の可能性が高い。
紫外線や雨水、温度変化などの影響を受けた表面の塗膜が、チョーキング、ひび割れ、膨れなどの劣化症状を起こすと、剥れが発生する可能性が生じます。
この劣化の症状と速度は、塗料の耐久年数や気候条件、環境などによって異なります。凍害や塩害のリスクのある地域の場合は、塗装後数年で剥がれてしまうこともあります。
主な塗料の種類(樹脂の違い)による耐久年数の目安は下記の通りです。
※耐久年数は、製品や建物の立地条件(気候や環境)などによって異なります。
・シリコン 5~7年
・フッ素 7~10年
・無機 10~15年
②施工不良:塗装後、1~2年以内の場合は施工不良の可能性が高い。
<下地の強度不足による剥れ>
・屋根材自体の劣化
・塗装の必要のない屋根材(粘度瓦など)に塗装
<塗装前の準備(ケレン・洗浄)不足による剥れ>
古い塗料が残った状態で塗装をすると、その塗料が劣化し、上に塗装した塗料の塗膜が剥れを起こすことがあります。
・ケレン(下地処理)不足
・高圧洗浄が不十分な状態で塗装
※下地処理の不足によって剥がれた箇所には、カビや藻が繁殖しやすくなります。
<塗料の選定ミスによる剥れ>
「下塗り」と「中塗り・上塗り」は違う塗料を使用します。この2種類の塗料には、塗料同士の相性があります。選ばれた塗料が適切でない場合、塗装の剥がれにつながります。
<塗装時のミスによる剥れ>
・塗り重ね乾燥時間が守られていない
※施工の際、下塗り、中塗り、上塗りの工程毎に、塗料を乾燥させる必要があります。この乾燥にかかる時間を「塗り重ね乾燥時間」といい、製品によって異なります。この「塗り重ね乾燥時間」を守らずに次の工程に入った場合、塗膜が剥がれてしまうことがあります。
・塗料の塗布量が守られていない
※製品毎に1㎡あたりの塗料の使用量が決められています。
・予定外の箇所に塗装してしまった
・下塗りを忘れている
など、様々なことが考えられます。
■補修の時期
屋根塗装が剥がれた部分は、屋根材が太陽光や風雨の影響を直接受けることになり、これが、屋根材の劣化を進行させます。時間をかけて内部の劣化が進んだ時に、雨漏りなどの症状が現れます。剥がれが見つかった場合は、早めに補修することをおすすめします。
■施工不良の可能性がある場合
施工した業者に連絡し、補修を依頼する。
※施工不良が原因の場合、基本的に無料で対応します。
※塗装後、数年経ってしまった場合は、その原因が施工不良によるものなのか、経年劣化によるものなのか判断ができなくなる可能性があります。
※施工不良と断定できなくても、保証期間内であれば、対応する場合があります。
※保証期間中の補修が無償かどうかは、保証の内容や契約の内容によって決まります。
塗装後1~2年で剥がれが発生した場合は、施工不良の可能性があります。できるだけ早く業者に連絡しましょう。また、契約や保証内容については、契約時にしっかりと確認、把握しておくことが大切です。
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静岡市・島田市の外壁・屋根塗装専門店
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