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外壁塗装・屋根塗装お役立ちコラム
静岡市の塗装屋さんはあおば工房|遮熱と断熱の違いについて
2024年05月13日(月)
静岡市、島田市の皆様こんにちは。
外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理の専門店、
株式会社あおば工房、プロタイムズ静岡葵店・プロタイムズ島田店
代表取締役の後藤です。
外壁塗装や屋根塗装をする際、必ずついて回るのが「遮熱」と「断熱」というキーワードです。熱に関係する言葉だということはわかっていても、それが塗料の効果としてどのような働きを表しているかまでは、意外と塗装業者もしっかりと理解していないことがあります。
今回のお役立ちコラムでは「遮熱と断熱の違い」についてを徹底的に考えていきましょう。
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遮熱と断熱の違い
今回の本題である「遮熱と断熱の違い」ですが、単純に言葉から連想してみましょう。
「遮熱=熱を遮る」ということです。つまり、熱が入らないようにシャットアウトするということです。英語では「Thermal Barrier(サーマルバリア)」と呼ばれることからも、熱を跳ね返す・弾くといった意味を持っています。
一方、断熱ですが「断熱=熱を断つ」ということなので熱の干渉を許さないという意味を持っています。こちらの英語は「Insulation(インシュレーション)」となるのですが、直訳すると「絶縁」を意味する単語です。そのため、室温と外気温の関係を隔絶するようなイメージを持っていただけるとわかりやすくなるでしょう。
このような特徴を持った塗料が「遮熱塗料」と「断熱塗料」と呼ばれるわけです。
しかし、実際にどのような違いがあるのかがわかりません。そこを少し深めにご説明しましょう。
遮熱塗料とは
遮熱は「熱を跳ね返す・弾く」とご紹介しました。その特性を持った塗料が遮熱塗料です。この「弾く」ためのメカニズムを解明していきましょう。
塗料の中には「白色顔料」というものが混ざっています。言葉の通り「白」を出すための顔良で、光を反射する特性を持っているのがこの白色顔料になります。光には同時に熱の要素が入っているため、光を反射した時点でほとんどの熱は跳ね返されることとなるのです。
しかし、完全に全てを跳ね返せるわけではないため、遮熱塗料を使った屋根塗装をした場合でも、室温の変化は発生します。また、屋根塗装だけでは室温を低く保てるわけではありません。
外壁もあれば、窓やドアといった開口部もあり、地面からも熱は伝わります。そのため、100%外気温をシャットアウトできるわけではないということを覚えておきましょう。
断熱塗料とは
「熱を断つ」断熱塗料は、遮熱塗料とは違うアプローチで効果を発揮します。各塗料メーカーで仕組みは違いますが、アステックペイントの断熱効果は「ナノセラミック粒子」という無機物の配合によって成立していることを覚えておきましょう。そして、あえて「断熱塗料」として性能を振った塗料は用意されていません。
というのも、多くの塗料にナノセラミック粒子を配合しているため、どの塗料を使用した場合でも断熱効果が付与されているからなのです。
では、この「ナノセラミック粒子」についてご説明しましょう。
「セラミック」というものは、陶磁器全般を指す単語であり、それがガラスなのか、陶器なのか、セメントなのかという、成分的な違いは度外視しているのです。単純に言えば「無機物」はセラミックとして判断できてしまうのです。
そして、アステックペイントが採用した「ナノセラミック粒子」は、中空構造の陶磁器を使用した粒子物質になります。中空構造と言いましたが、これが断熱効果に大きな威力をもたらしているのです。
中空とは、隣り合う物質がほとんどない状態です。棒状の物質を中空構造にすると「ストロー」になります。今回のように「粒子状」となっている場合は「スポンジ状態」だと考えるとわかりやすいでしょう。
熱の伝わる面積が少なく、上手く熱伝導できない物質になっているので、どれだけ外が暑くても「内部に熱が入らない」上に、どれだけ外が寒くても「内部の熱が外に逃げられない」ようになるわけです。
ペアガラスを想像するとわかりやすいのですが、内側と外側の間に「空気層=断熱層」があることで熱の伝導率を悪くしています。その断熱層がナノセラミック粒子によって作られているのです。
アステックペイントに断熱塗料ってあるの?
先ほどもお伝えしたとおり、断熱に特性を振った塗料はありません。多くの塗料に「ナノセラミック粒子」を使用しており、熱伝導率が悪い塗料に仕上がっているのです。あえて断熱塗料を作るのではなく、断熱効果を持った上で「他の効果も併せ持つ塗料」を作っています。
遮熱塗料の注意点
断熱塗料は作っていませんが、遮熱塗料は非常に多くの方に必要とされているので、アステックペイントでもいくつかの塗料が用意されています。しかし、遮熱塗料を使用する場合にはいくつかの注意点があるので、しっかりと理解した上で選ぶようにしましょう。
降雪地帯には不向き
遮熱塗料は「熱を遮る」特性を持っているため、夏の暑さには非常に効果的です。しかし、反対に「寒い地域」ではこの特性が悪い方に作用してしまうことを覚えておきましょう。
遮熱塗料が効果を発揮するのは「外から中に向けて熱を伝えない」という状態です。その効果のせいで、降雪地帯では「屋根に降り積もった雪が解けない」という状態になってしまうのです。
室温はそれほど下がらない
多くの勘違いが発生しているのですが、遮熱塗料を使ったからといって「室温が劇的に下がるわけではない」ということを覚えておいてください。確かに熱を遮る効果を持っていますが、完全に熱をシャットアウトできるわけではない上に、建物には外壁や窓、ドアなどの「屋根以外の部分」が存在するのです。
実際に下がる室温は1〜3度程度で、遮熱塗料を使用しても40℃の室温が20℃に下がるわけではありません。
遮熱塗料で重要なのは「屋根の表面温度」を下げること
「遮熱塗料を使っても室温が下がらないのであれば、使用する意味はないじゃないか!」と思うのも当然です。しかし、遮熱塗料の一番重要な効果は「室温を下げることではない」ということを覚えておきましょう。
実際に必要なのは「屋根の表面温度を下げる」ことなのです。
体感温度は屋根の表面温度と室温の差で決まる
遮熱塗料によって、少しは室温が下がります。これは紛れもない事実で、この温度現象も省エネにつながります。しかし、それ以上に「屋根の表面温度を下げる」という効果が遮熱塗料の大きな役割になります。
例えば、同じ40℃の部屋にいたとしても、日向に立っている家と日陰に立っている家では、体感温度が変わることをご存知ですか?
これと同じ現象を屋根の上で作っているのです。
実際の室温は同じですが、建物の周囲の温度が変わることで「体感温度」が変化します。遮熱塗料の中には、塗布したことで25℃もの表面温度の低下を実現するものさえあるのです。
具体的な例ですと、遮熱対策をしない屋根の表面温度が70℃に達するような猛暑で、室温が42℃だったとしましょう。この時、温度差は「28℃」あります。
一方、遮熱塗料を塗った屋根は54℃まで下がったとします。その場合、屋根の表面温度と室温の差は「12℃」しかありません。
そうなった場合、温度差が少ないほど「涼しい」と感じるように人体は作られているのです。したがって、遮熱塗料を使用することで屋根の表面温度が下がると「体感温度が下がる」というわけです。
静岡市の屋根塗装ならあおば工房|快適な夏を過ごすための遮熱対策
これから迎える夏に備えて、遮熱対策をしっかり行うことで、昨年よりも快適な生活を実現しましょう。遮熱塗料は、屋根の表面温度を下げることで、体感温度を大幅に改善し、省エネにも効果的です。
プロタイムズ静岡葵店・プロタイムズ島田店/株式会社あおば工房では、豊富な経験と技術を活かし、お客様のニーズに最適な遮熱塗料を提案します。屋根塗装の際には、ぜひご相談ください。
あおば工房では、問い合わせフォーム、メール、電話、ショールームへの来店といった多様な方法でお客様のご相談を承っております。公式サイトの問い合わせフォームから簡単にお問い合わせいただけますし、詳細なご相談やご質問はメールでお受けいたします。お急ぎの方は電話で直接ご相談ください。経験豊富なスタッフが対応いたします。
また、実際の施工事例をご覧いただけるショールームへのご来店もお待ちしております。
屋根塗装をお考えの方は、今すぐあおば工房にご連絡ください。最高の技術とサービスで、お客様の大切な家を守り、快適な住環境を提供します。お気軽にお問い合わせください。
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