静岡市、島田市の皆様こんにちは。

外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理の専門店、

株式会社あおば工房、プロタイムズ静岡葵店・プロタイムズ島田店

代表取締役の後藤です。

日差しが強くなる前に、戸建ての外壁塗装を終わらせておきましょう。暑さが際立つ時期には、外壁塗装の劣化が進んでしまいます。そのため、適切な塗料で塗り直すことで建物の寿命を延ばす対処が必要になるのです。

今回のお役立ちコラムでは「ラジカル制御型塗料」についてお話ししていきたいと思います。

ラジカル制御型塗料とは

夏場の強い紫外線を対処するためには「ラジカル制御型の塗料」が必要です。

しかし、「ラジカル」というキーワードが日常的ではないため、何がどう作用するのかがわかりません。まずは外壁塗装と紫外線の関係性からお話ししておきましょう。

外壁塗装と紫外線の関係性

外壁塗装は、繰り返し施工しなければ劣化します。その劣化原因となるのが「紫外線」です。紫外線は、塗料の樹脂を壊す・劣化させるという悪さをします。その結果、劣化した塗膜が粉を吹いて「チョーキング現象」を発症したり、定着していた色を退色させたりするのです。

ラジカルって何？

ラジカルというものは、塗料の白色顔料である「酸化チタン」に紫外線が照射されることで発生する化学エネルギーのことです。

通常、酸化チタンは剥き出しの状態で塗料の中に入っています。そのため、構成材料である樹脂とも直接触れ合っている形です。紫外線照射によってラジカルが発生した場合、樹脂の結合力を奪ってしまうため、チョーキング現象のような劣化症状を発症してしまうのです。

同時に、分解されてしまった塗膜内の色成分も結合できなくなるため、退色する形で劣化症状が進行します。

酸化チタンの役割は？

酸化チタンは「白色顔料」として塗料に配合されています。役割としては以下のようなものです。

• 近赤外線の反射
• 遮熱性アップ
• 省エネルギー化

つまり、遮熱性アップのために使用されているということになります。

しかし、ラジカルを発生する原因でもあるため、ラジカル制御型塗料に使用されている酸化チタンは、周囲に保護膜となるシールド層を持っているのです。そのおかげで、樹脂成分にラジカルが飛び出せなくなり、劣化を防ぐことができるわけです。

▼合わせて読みたい▼

遮熱塗料のメリット・デメリット：静岡市と島田市の家に最適な選択は？

ラジカル制御型塗料のメリット

ラジカル制御型塗料を使用することで、建物のメンテナンス周期は大幅に変化します。また、劣化しづらいため効果を長く実感できるでしょう。

そのほかに目立ったメリットについてご紹介しましょう。

塗膜の強さ

ラジカル制御されない塗料の場合、どんな塗料であっても塗膜の劣化速度が早くなるものです。これは、高級塗料であるフッ素塗料でも変わりません。

しかし、ラジカル制御されることで、劣化速度を大幅に遅らせることができるため、劣化症状が発生しづらくなるのです。また、効果も持続されるので、長期間美観を保つことができます。

コストパフォーマンスの良さ

塗膜が劣化しづらいため、塗料の耐用年数が引き延ばされます。つまり、メンテナンス周期を長く設定できるということです。

従来の塗料の場合、7年前後で外壁塗装をやり直さなければならなかったものが、10年前後まで先送りできるようになりました。使用する塗料によっては、10年が15年、20年となる場合もあります。

材料費が上がってしまうため、1回の工事費用は高くなるのですが、仮に10年のメンテナンス周期の塗料と、20年の塗料で考えると、以下のような違いができるのです。

 

上記の条件で同じ建物を工事した場合、40年後には340万円ものコスト差が発生することがわかります。1度の工事費用としては50万円の差がある計算ですが、トータルコストでは圧倒的に耐用年数が長い塗料を使用した方がコストパフォーマンスに優れていることがわかります。

汚れがつきづらい

外壁塗装をした面に汚れが付着するということは、すでに塗膜の低汚染性が弱まっていることの証明です。しかし、ロングライフ性能に優れるラジカル制御型塗料であれば、低汚染性も長続きするので汚れがつきづらい状況を維持できるのです。

これがもし「超低汚染塗料」であれば、外壁洗浄をしないでも良い期間が長引くということになるため、このメンテナンス費用でも有利になることがわかります。

▼合わせて読みたい▼

静岡市のアパート・マンションの外壁塗装｜超低汚染塗料を使ったセルフクリーニング効果で洗浄コスト削減しませんか？

ラジカル制御型塗料のデメリット

ラジカル制御型塗料のメリットは非常に魅力的ですが、デメリットについても理解しておく必要があります。今後、塗料メーカーにはここで挙げるデメリットを解消して欲しいです。

実績不足

ラジカル制御型塗料は2012年ごろに発売され始めました。つまり、2024年現在で考えても干支一回りしかしていないのです。そのため、メーカーの耐用年数期待値が適正か判断することが難しく、あくまでも「期待値」としか断定できないのが課題点です。

選べる塗料の種類が少ない

塗料メーカーによっては、ラジカル制御型塗料のラインナップが不足しています。そのため、希望される塗料が使用できないということもあるのです。全シリーズでラジカル制御型塗料を用意するというのも、製造コストが変わってしまうので難しいのでしょう。

濃い色が使えない

一般的なラジカル制御型塗料は、用意されている全色で対応できるわけではありません。一般的に、ホワイト系のような反射しやすい色を得意としているため、十分な効果を発揮させるためには淡色を選ぶ必要があるのです。

おすすめのラジカル制御型塗料

弊社がおすすめするラジカル制御型塗料は、アステックペイントの優秀な塗料です。どれを使用しても納得の仕上がりになるでしょう。そして、ラジカル制御だけでなく、他の効果も併せ持っているものもあるため、多機能塗料を使用したいという場合はぜひご相談ください。

スーパーラジカルシリコンGH

シリコン樹脂を使っていて、ラジカル制御に特化した塗料といえば「スーパーラジカルシリコンGH」です。この塗料のおすすめポイントは、アステックペイントの標準カラーを全般で用意しているところです。

「艶あり68色＋特別色」

「3分艶67色＋特別色」

「艶消し65色＋特別色」

一般的なラジカル制御塗料の場合、濃色を使用できないとご紹介していますが、こちらの塗料は濃色のご用意もあります。

超低汚染プラチナリファインSi-IR

アステックペイントの中でも超高級ラインとなる「プラチナシリーズ」をご紹介します。ラジカル制御もできる上に、最上級を突破した超低汚染性を実現できる「超低汚染プラチナリファインSi-IR」は、セルフクリーニング性にも秀でた素晴らしい塗料です。

「艶あり69色」

「3分艶69色」

こちらの塗料は、アステックペイント標準色を全てカバーしています。艶消しの用意がありませんが、シリコン塗料なのでフッ素塗料のようなテカリは抑えられます。

プラチナECコート5000EX

上塗り塗料の中でも非常に優れた弾力性を発揮するため、ひび割れ対策に最高の「プラチナECコート5000EX」はプロタイムズ加盟店の特別仕様です。

「艶あり26色」

「3分艶26色」

選べる色こそ少ないですが、遮熱性・防水性・耐候性・防カビ性と、最高のパフォーマンスを発揮してくれる防水塗料です。一般店でも使用できるEC-5000PCM-IRなどもありますが、ラジカル制御のためにHALSという光安定剤を含んでいるのはこちらの塗料だけです。

ラジカル塗料のご用命はあおば工房まで！

夏が近づいています。今、外壁塗装を刷新することで、快適なサマーシーズンを過ごすことができるでしょう。また、防水対策もできるので台風到来にも備えられます。異常気象が続いているので、できる対策は講じておくことをおすすめします。

静岡市の戸建てであれば、あおば工房が責任を持って対応いたします。いつでもご相談ください。

静岡市・島田市・焼津市・藤枝市・牧之原市・吉田町・菊川市・　御前崎市の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店

プロタイムズ静岡葵店・島田店（株式会社あおば工房）
フリーダイヤル：0120－108－559