外壁に発生する痛みに「コケ」や「カビ」があります。

新築時には発生しないのになぜ年数が経つと発生

するのでしょうか？

コケなどの発生は風に飛ばされた胞子が外壁に付着する

事で起こります。付着した胞子は湿気を吸って成長して

いきます。水分や胞子などの栄養分があるとどんどん

成長していきます。とくに温度や雨などで湿気があがると

表面が劣化した外壁は含水率が高まるため急激に

コケが成長していきます。

コケの発生しやすい家の条件です。

①　川べりに面した家

②　林・森などの樹木に面した家

③　日当たりの悪い家

④　風通しの悪い家

そのまま放置しておくと外壁そのものに湿気が溜まります。

コケは水分を含み保水する力がある為、建材が常に湿っている

状態になります。ゆっくりと壁面に水が浸み込む恐れが

あります。

窯業系サイディングの場合常に水を吸っていると反り

などの劣化の原因になります。また、放っておくと

水分を吸ってさらに増殖します。特に胞子を撒く時期に

一層増えていきます。

外壁材そのものを傷める前にキレイに除去し、その後

防水性の高い塗装でのメンテナンスが必要だと言えます。

まずは外装劣化診断で現状を把握して本当に塗装が

必要がどうかご確認ください。

施工管理　江口