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艶調整塗料の耐候性の評価方法

プロタイムズ静岡葵店 あおば工房の後藤です。

屋根や外壁を塗り返る時、使用する塗料の耐候性が気になります。特に艶調整塗料は、その多くが添加物である艶調整材によって艶の調整が行われています。この場合、保護する成分が薄くなるため、その塗料がもつ性能が落ち、耐候性が低くなります。

 

気になる艶調整塗料の耐候性の評価は、どのような方法で行われているのでしょう。

今回は、アステックペイントが採用している艶調整塗料の評価方法を紹介いたします。

 

■一般的な耐候性の評価方法

「促進耐候性試験」

人工的につくった環境の下で、塗膜の劣化を促進させ、劣化後の光沢保持率を調べる方法

塗装初期の光沢を100%としたとき、劣化後の光沢保持率が80%を下回ると塗料の性能が低下し、その塗料本来の耐候性が発揮されていないと判断します。

しかし、この方法では、5分艶、3分艶、艶消しなど艶調整塗料の耐候性の評価はできません。

 

■光沢保持率では艶調整塗料の耐候性が評価できない

塗装初期の光沢度が低いため、劣化前後の差が少ない。その差は測定誤差範囲の差となるため、光沢保持率では艶調整塗料の耐候性は評価できません。

 

■艶有塗料と3分艶塗料の光沢の変化

艶有塗料:初期の光沢度が90%の場合の光沢保持率80%→90%(光沢度)×80%=72%(光沢度)

劣化前後の光沢度の差は18%

 

3分艶塗料:初期の光沢度が20%の場合の光沢保持率→20%(光沢度)×80%=16%(光沢度)

劣化前後の光沢度の差は4%→測定誤差範囲程の差

 

■艶調整塗料の耐候性を評価する方法(アステックペイントの場合)

「促進劣化後の塗膜表面の状況変化による評価」:「塗膜表面のひび割れ」「顔料の抜け落ち」など、物理的異常の発生の有無を指標とした評価する。

物理的異常が確認されるまでの期間を塗料本来の耐候性が発揮される期間と定める。

 

アステックペイントによる方法は以下の通りです。

①艶調整塗料を耐候性試験機で促進劣化させる。

②電子顕微鏡で塗膜の表面を拡大し「ひび割れ」「顔料の抜け落ち」などの物理的異常がないかを確認する。

③この工程を物理的異常が確認されるまで繰り返す。

 

※促進劣化後の色差変化による評価も考えられますが、こちらは公的に明確な合否判定がないため、アステックペイントでは採用していません。

 

艶調整塗料の耐候性を知りたいときは、その評価方法も確認する必要がありそうです。

 

外壁、屋根の塗り替えに関するお悩みなどあれば、お気軽にお問い合わせください。

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